2018年3月4日日曜日

Illustrator と Silhouette CAMEO 3 を使ったシール作りの手順


あんまり手順って紹介されていない気がするので、私の使い方を紹介します。

Silhouette CAMEO には付属で Silhouette Studio というソフトがついていますが、あんまり得意じゃないです。

仕事では Illustrator をよく使っているので、Illustrator でデザインと印刷を、Silhouette Studio は最後のカットのみ、というやり方をよくやっています。

できれば Illustrator のみで完結したいですが、Silhouette Studio 経由でないと自動トンボ読み取り機能が使えません。

肝は Illustrator のカットデータを Silhouette Studio にどうやって正確に移動するのかってとこでしょうか。

環境は、Illustrator CC 2017、Silhouette Studio 4.1 です。
Silhouette Studio 3 をお使いの方は、配置が結構違うので戸惑うと思いますが、項目名は基本同じなので大丈夫だと思います。

テンプレートファイル

使用しているIllustrator用のテンプレートを置いておくので、よければ使ってください。
A4横用紙に端から10mmの位置に5mmのトンボを配置しています。
家庭用プリンターでの印刷を想定していますのでRGBです。
レイヤー構成の説明
  • _カット範囲:カットできる範囲のガイド。
  • _トンボ認識範囲:トンボ認識範囲のガイド。
  • 書出用 カットライン:ここにカットする線をレイアウトします。
  • 書出用 用紙サイズ:Silhouette Studio でインポートする際、基準にする為の用紙サイズの線。
  • 印刷用 レイアウト:ここに印刷するデザインをレイアウトします。
  • 印刷用 トンボ:レイアウトと一緒に印刷するトンボ。

以下手順です。


手順

Illustrator でテンプレートを開きます。


レイヤー「印刷用 レイアウト」に印刷する写真などをレイアウトしていきます。
レイヤー「_トンボ認識範囲」のガイドに入らないようにレイアウトします。
ガイド内のトンボ周辺が白以外だとトンボ読み取りエラーの原因になりますので、トンボ周辺はなるべく空けておきましょう。

使った写真はデグーです。

レイヤー「書出用 カットライン」にカットしたい線をレイアウトします。
レイヤー「_カット範囲」のガイドに入らないようにレイアウトします。
トンボを読み取った際に、ガイド外はカットしてくれません。
また、線の色や太さは関係ありませんので、見やすいのがいいと思います。

各写真の端から1mm内側を角丸でカットします。
 
赤線がカット予定位置

カットラインだけ表示すると下のような感じです。


では、印刷します。

デグーかわいい。

次にカットラインを Silhouette Studio 用にDXFファイルを書き出します。
選択したオブジェクトのみを書き出す予定なので、レイヤー「書出用 カットライン」「書出用 用紙サイズ」のカットラインをすべて選択した状態で、「ファイル」→「書き出し」→「書き出し形式」を選択します。
「書出用 用紙サイズ」のラインはSilhouette Studioで読み込んだ際に位置をずれないようにする為に必要です。必ず選択してください。

※トンボとカットラインがずれていないか確認したい場合は、この時にトンボも一緒に選択してください。Silhouette Studio で開いた際にトンボの位置がわかります。

オブジェクトを選択した状態で

「ファイル」→「書き出し」→「書き出し形式」を選択する

適当な名前を付けて「書き出し」ボタンをクリック。


 書き出しオプションは次の通りです。
  • AutoCADバージョン:R14/LT98/LT97
  • アートワークの倍率:1=1
  • 線幅を拡大・縮小:チェックしない
  • アピアランスを保持:選択
  • 選択したアートだけを書き出し:チェック
  • アピアランスのパスを変更:チェックしない
  • テキストのアウトライン化:チェック
※色々試してこの設定に落ち着いただけなので、おかしいと思った場合は変えてください。


設定したら「OK」をクリック。

次に、Silhouette Studio で開きます。
ファイルを開く前にインポート設定を確認します。
「編集」→「環境設定(Ctrl+K)」
インポートタブ内のDXF項目を「開く:中央」にします。


確認したら「OK」をクリック。
「ファイル」→「開く」から先ほど書き出したDXFファイルを開きます。


この状態では Silhouette Studio 上にトンボがないので、トンボを設定します。
  • トンボパターン:タイプ1
  • 長さ:5.00mm
  • 太さ:0.50
  • 位置:10.00mm


あとは、用紙に合わせてカット設定をしてカットするだけです。

台紙に横向きで張り付けて
Silhouette Cameo 3 にセット!
カット完了!
うっすらとカットラインが入っているのが見えますか?
外側の余白を剥がしたら
できた!

これでシール張りまくりです。

カット設定

今回の使った用紙とカット設定は以下です。
用紙:A-one 75301(マットタイプの少し厚手の上質紙、ラベル厚み0.13mm、総厚み0.19mm)
カット設定:自動調整ブレード、刃出し量:2、速度5、カット圧(厚み)10、パス(カット回数)1
設定はブレードの状態にもよりますので、あくまで参考値です。





10 件のコメント:

  1. 一つご質問があるのですが、、、
    私もシルエットカメオ3の購入を考えています。その際、シルエットコネクトは必要でしょうか。
    Illustrator CCからDXF形式で書き出しもできるみたいですし、上記のやり方もあるみたいなのでどうなのかなと思いまして。
    よければご返信いただけると購入の参考にしたいです!

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  2. ご質問ありがとうございます!

    シルエットコネクトはあったら便利ですが、必須ではないので急いで購入しなくてもいいかな、と思います。
    初めはシルエットスタジオの使い方と、イラレからのデータのインポートを練習されてからでも遅くないですよ。

    シルエットコネクトでは、イラレから直接カットができてすごく便利で楽です。
    イラレからのデータのインポートは、何回もやると結構面倒だったりしますので。
    なので、カットする頻度が高い場合や、ちょくちょく修正する場合はあった方がいいと思いますよ。
    ちなみにですが、シルエットコネクトはシルエットスタジオは画面は似ていますが別々のソフトで、シルエットスタジオの簡易版のような感じです。


    カッティングマシンを購入されるのは今回が初めてでしょうか?
    もし初めてですと、最初は使い方に戸惑われるかもしれません。
    ですが、慣れてくるとすごく面白いですし、制作物の幅も広がりますので頑張ってくださいね!


    最近このブログは放置気味でしたが、こうやってご質問いただくとやる気が出てくるので、なんでも気軽にご質問くださいね!

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    1. ご返信ありがとうございます!とても参考になりました。
      カッティングマシンの購入は初めてで、いろんなステッカーを作ってみたいなと思っていました。

      今後とも参考にさせてくださいm(_ _)m

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    2. 参考にしていただいて光栄です(^^)

      購入は初めてなんですね!
      ステッカーやシールを初めて手作りした時は満足感がすごかったですよ!すごく楽しいです!
      購入した当初は右も左もわからずに途方に暮れましたが・・・なんとか今ではそれなりに使えるようになりました。

      また何か質問があればいつでもご質問くださいね!

      ではでは

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  3. 私、カッティングマシンを購入するのは今回が初めての者です。
    A-one 75301を使ってシールを作るにあたって先人の知恵を拝借したく思い、こちらのページにたどり着きました。

    こちらのよしおさんの記事でIllustratorとの連携がとても良くわかりました。ありがとうございます。
    Silhouette CAMEO 3とbrother CM300とで購入を迷っている身としてはとても参考になりました。
    トンボの認識は購入の大きな決め手になりそうです。

    ところで、一つお伺いしたいことがあります。
    Silhouette CAMEO 3でA-one 75301をカットする際、裏紙は切り離さずに(キズは付くものとして)残して、ラベルのみを切り離すことは出来ますか?(記事の写真を見させていてだくとそのようになっているように思われますが。。。)
    よしおさんの記事にありますようにブレードの状態で変わるでしょうけれど、『ベースから0.05mm残して切断する』のような設定は可能なのでしょうか?

    どうぞ教えてください。よろしくお願いいたします。

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    1. ご質問ありがとうございます!

      この記事のケースでは、裏紙は切り離さずにラベルのみカットしていますが「どの程度残してカットする」といった機能はありません。
      どの機種でも同じだと思うのですが「どの程度の刃出し量で、どの程度の圧力でカットする」といった設定になります。

      カッティングマシンではどの機種でもカット時にカット圧を調整する機能があると思うので、あまり厚い紙じゃなければ裏紙を切り抜かずにラベルのみカットはできると思いますよ。

      私のシルエットカメオ3でのやり方になりますが、シルエットカメオ3では下記の2種類が調整ができます。
      ・ブレードの長さ(1~10)1目盛りあたり大体0.1mm程度の刃出し量です。
      ・カット圧(1~33)

      で、初めてカットする紙の時は、PLUS XのEwok2009様が紹介されている「ライン色ごとのカット設定」機能を真似してテストカットのデータを作っており、それでカット圧1~33の33段階のテストカットをしています。
      最初はブレードを目盛り1でカット、カットできなければ目盛り2でカット、といった具合です。
      いい感じにカット出来たらカット設定をシルエットスタジオに保存か、エクセルなんかにメモしておいて、本番のカットをしています。

      詳しくは下記のEwok2009様が記事で紹介していますのでご覧ください。
      PLUS X - シルエットカメオ カット調整のあれこれ...
      http://ewok2.blog47.fc2.com/blog-entry-499.html
      「厚み/カット圧」項目の虹色の「△▽△▽△▽・・・」があるところです。
      シルエットスタジオ上で、線の色毎にカットの設定を変える事ができる機能です。

      なんとなくわかりますでしょうか?
      現物を持っていらっしゃらないので、上記の説明ではわかりづらいと思います。
      わからない所があれば、遠慮なく質問してくださいね。

      ちなみに私のカッティングマシンの経験は、STIKA SV-8とシルエットカメオ3しか使った事しかありません。
      brother CM300は以前購入段階で調べた程度の知識しかありません。
      初めて使ったSTIKA SV-8にはカット圧の調整が出来ましたが、自動トンボ読み取りがなかったのでシルエットカメオ3買い換えました。

      上記で紹介したEwok2009様のPLUS Xではシルエットカメオで出来る事や機能の記事を色々とアップされていますので、購入を検討されているのでしたら参考になるかもしれません。

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    2. 早速のご返信に痛み入ります。

      データを集めるわけですね。なるほど。(実験好きなので、少しニンマリしています。)
      裏紙を残してカットできる実体験を伺えたことは私にとってとても大きな参考になりました。
      もう迷わずにシルエットカメオ3に決定いたします。
      あとは実機を前にして色々とトライしてみたいと思っています。

      貴重なお話をありがとうございました。感謝しております。

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    3. お役に立てたようで何よりです。
      初めてのカッティングマシンだと、最初は使い方に戸惑われると思いますが頑張ってください!
      またわからない事があれば、遠慮なく質問してくださいね。
      ではでは

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  4. シルエットカメオ3購入しました!
    ご返答頂いたご意見を元に購入を決めました。ありがとうございました。
    とりあえずご報告させて頂きます。

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    1. ご報告ありがとうございます!
      最初は大変でしょうが、絶対楽しくなるのでがんばってください。
      また何か質問があればいつでも質問してください!

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