小型カッティングマシン Silhouette CAMEO 3 では通常、専用のカッティングソフトウェア「Silhouette Studio」でカットしますが、単純なカットのみだとプリンタドライバ経由でカットできます。
メリット
- 単純なカットのみだと手軽にカットできる
- プリンタドライバ経由なので、イラレやエクセルなどプリンタが使えるソフトならどれからでもカットできる
- ボールペンプランジャを使えば一応宛名書きができる
デメリット
- 初期設定がわかりづらいし面倒
- トンボを読み取ったり、カッターの切り替えなどの便利機能が一切使えない
デメリットの方が大きい気もしますし、そんなに便利でもないです。
エクセルとかから直接使いたいとか、やむにやまれぬ事情があれば一応できるっていう程度の事です。
以下、手順(私の環境、Windows10 64bit の場合)
コントロールパネルのデバイスとプリンターに Silhouette CAMEO 3 を追加する
接続しているポート名を調べる
Silhouette CAMEO 3 を接続していると、[USB 印刷サポート] が表示されていると思います。
[USB 印刷サポート] → [プロパティ] → [ハードウェア] タブ
[デバイスの機能:] 欄の [Silhouette CAMEO 3] を選択してプロパティ
[SilhouetteCAMEO 3] を選択してプロパティを押す。
[イベント] タブを開き、情報の項目に以下のような表示があると思います。
[デバイスの機能:] 欄の [Silhouette CAMEO 3] を選択してプロパティ
[SilhouetteCAMEO 3] を選択してプロパティを押す。
[イベント] タブを開き、情報の項目に以下のような表示があると思います。
[&] 以降の [USB002] がポート名です。
ポート名をメモしてウィンドウは閉じます。
プリンターを追加する
コントロールパネルの [プリンターの追加] から追加する。
ドライバーの選択は、[ディスク使用] から付属のインストールCD内のDriverフォルダ内のドライバをインストールします。
私の場合は [Driver\Windows_64Bit_japanese\WIN_X64\SASCMO64.INF]
私の場合は [Driver\Windows_64Bit_japanese\WIN_X64\SASCMO64.INF]
その後、[Silhouette CAMEO 3] を選択して次へ。
現在インストールされているドライバがあればそちらを使う。
あとは任意でオプションを選んで進んでいくとプリンターが追加されます。
印刷設定
デフォルトの設定では使いずらいので、以下のように変えます。台紙ありのA4が前提となります。
台紙なしにすると、印刷位置がわかりずらいのと、用紙の端までカットできないからです。
[基本設定] タブ
用紙サイズ Letter → JIS A4 210 x 297 mm
カッティング用台紙を使用する チェック
単位 インチ → ミリメートル
[カットライン設定] タブ
色の変更 グレー → 黒
これで、ある程度は使いやすくなったと思います。
あとは、用紙サイズとデザインの向きを調整して使ってください。
オフセットは、カッターのカット位置を調整する設定で、カット範囲は動かないので注意。
カット速度の調整方法
初期設定では、カット速度が最大に10になっています。プリンタドライバでは速度の調整ができませんので、カメオ本体の設定を変えます。
停止状態では速度調整の項目だ出てきません。
カット中にタッチパネルで動作を一時停止し、設定を出して速度を変更します。
半分の5くらいでいいと思います。
カットがうまくいかない場合は、さらに遅くしてください。
イラレから印刷した時に気づいた事
- フォントによってはカットできるものとできないものがある。カットできない場合は別の書体にするかアウトラインに変換後、塗りを線に変える
- プリンタドライバの印刷設定のカットライン設定の色でカットするかしないかを決めているが、線の太さでもカットするかしないかが変わります。1.417pt以下はカットされますが、1.418pt以上はカットされません。
※Silhouette CAMEO 2 では CraftROBO用のCutting Master2 の導入でIllustratorからカットできるようですが、私のIllustratorが新しすぎて入れられず試せませんでした・・・。
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